北八ヶ岳彷徨

 3月10日から12日にかけて北八ヶ岳に入ってました。
皆さんも知っての通り9日から降り続いた雪で交通機関は完全に麻痺!僕もなかなか安曇野を脱出できず、お客さんも東京から高速バスも特急電車もないなか、普通電車で12時頃ようやく茅野駅でミートできましたので、唐沢鉱泉に向かってGo!
 唐沢鉱泉の駐車場から歩き始めます。
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 降雪直後ということもありトレースは全くありません。
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 渋からの道と合流してからはそれでもトレースありました。穂高岳山荘勤務のK君がつけてくれたトレースのよう。そしてあっさりといつもの黒百合ヒュッテ到着です。
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 いつものとおりの快適な一夜を過ごしたあとは天狗岳に向かって出発!と行きたかったのですがガスが濃かったのでしばし停滞。8時30分頃ようやく出発しました。
天狗の庭方面
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雪と光線の加減が美しい!写真が下手なのは許してね(笑)。
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西天狗岳
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いつもと違って雪が多い気が…。
 まあ、何にせよ今季3度目の天狗岳ガイドも無事登頂できました。
東天狗より予定通り西天狗に向かいます。
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 西天狗頂上は意外と風邪が弱かったのでしばらく休憩してから西尾根の下降に入ります。
当然トレースはゼロです。
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 第2展望台から西天狗を振り返る。
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快晴の中気持ちのいい下降が続きます。
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天狗より北方向。最左は蓼科山です。
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 というわけで無事西尾根下降して唐沢鉱泉にたどり着きました。
温泉宿で快適な一夜を過ごしてから翌朝蓼科山に向かいます。
女神茶屋に車をおいて出発。カメラ忘れたので写真の解像度が極端に落ちますがご容赦を。
出だしの緩斜面。
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一汗かいて1900m台地のあたりから。
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2250m台地から一気に400mの急登が始まります。
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森林限界を抜けたところ。はるかに北アルプスが見えます。風は強い!
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こうして無事に蓼科山も登頂できました。下りは急斜面なんで一応ショートロープで降りました。
めでたしめでたし!?
パタゴニア

再び天狗岳へ。

 1月19日より大阪のH様の依頼でプライベートガイドとしてまたまた天狗岳に行きました。
この19日20日は快晴!風がかなり強かったのですが楽しく東天狗岳・西天狗岳とも往復してくることができました。
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おまけの八岳の滝(道路より歩いて5分)
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パタゴニア

剣北稜の代わりに

 10月8日は台風直撃でした。にもかかわらず、安曇野にはほとんど影響なし…。拍子抜けなのとあまりに暇すぎて体がなまるのとで、お客さんを誘って一緒に大町で軽くクライミング体験してもらいました。
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軽快に登るKさん
 そして翌9日はまず、美ヶ原へ。往復2時間ほどののんびり散歩です。
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美しの塔と王ヶ頭
王ヶ頭の頂上近くにはタカネマツムシソウの名残が…。
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牧場では牛たちがのんびり…。
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さてさて、和田峠で持参したおむすびと美味そうなきのこ汁で昼飯としますか(笑)。
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というわけで、往復1時間30分の車山ハイキング。
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気持ちのいいお散歩でした…。
パタゴニア

八ヶ岳登ってきました。

 表題のとおり八ヶ岳に登ってきました。公募登山ですがお客さんはいつものKさん一人…。
28日JR茅野駅で合流して登山口の美濃戸に向かいます。美濃戸の駐車場からは阿弥陀岳がきれいに見えていました。
美濃戸より阿弥陀
北沢をとって登っていきます。しばらくは林道歩きですが途中から山道に入ります。何度目かの橋のところからいつものように大同心と小同心が姿を見せてくれました。
大同心小同心
その日の夜は赤岳鉱泉でアイスキャンディカップというアイスクライミングの大会が開催されていたこともあって大混雑でした…。たまたま先日の講習会の講師山岸さんも来られていたので楽しく話もすることができ、夜は更けていきました。
 そして翌朝いよいよ八ヶ岳最高峰赤岳目指して登山開始です。行者小屋より地蔵尾根を登っていきます。登り始めは何てことない道ですが、後半はショートロープでお客さんを確保して緊張するのぼりが続きます。写真を撮る余裕はありませんでした…。ガイド時じゃなければ撮りますけどね(笑)。
登りきった地蔵の頭より5分も行けば厳冬期営業中の赤岳展望荘につきます。そこから赤岳がきれいに姿を見せてくれました。
展望荘より赤岳
 最後の一踏ん張り!150mほどの登高差かと思いますが、見た目ほど急ではありません。それでも息を切らしながらようやく赤岳頂上へ!登りついた頂上の向こうには権現岳やさらにその先南アルプスの北岳、甲斐駒ヶ岳が姿を見せてくれます。
権現より向こう
 そして目の前には阿弥陀岳の雄姿。
阿弥陀岳
それほど寒くはない快適な頂上でした…。ここから登ってきた方向と反対側へ下降。文三郎道の分岐までの下降はまたまた気を使います…。
 たどりついた分岐から横岳方向をパチリ!大同心と小同心が左に突き出ています。
横岳西壁
立った今登ってきたばかりの赤岳の西壁も目の前に!
赤岳西壁
今回時間なくて行きませんでしたが、中岳と阿弥陀岳も見えていました。
中岳と阿弥陀岳
行者小屋まで下り、あとは赤岳鉱泉に戻るだけなのでちょっと中山展望台に寄り道していきました。

ケータイの方はこちらから動画をどうぞ→
戻ってきた赤岳鉱泉
赤岳鉱泉
もう一晩ここで過ごします。夕食は豪華ステーキでした(笑)。
翌朝硫黄岳へ。登る途中の森が霧氷がきれいです。
硫黄下霧氷
ところが登っていくと風も強くかなり寒くなってきました。頂上ではまともに休憩もできません。展望もありませんでした…。
硫黄岳頂上
またまた下りではお客さんを確保しながら下りました。
下山、温泉、至福のひと時でした。
これが昨日のこと。
本日は朝自宅を出て今は神戸に来ています。これから大阪南港へ向かい山旅人のグルメツアーガイドです(笑)。
パタゴニア

北八ヶ岳、天狗岳

 行ってきました。北八ヶ岳。お客さんはいつもの常連Kさん。そしてガイド研修中のYです。今季一番の寒波到来する中での登山となりました。
稲子湯から緑池に向かう途中の森
緑池下
初日はのんびりと歩いて黒百合ヒュッテまでです。
黒百合ヒュッテ
黒百合ヒュッテのブログはこちら
小屋ではいつものように若主人の米川岳樹さんが歓待してくれました。
 今回の食事はKさんのご希望により自炊で用意してみました。
前菜はアスパラとヤングコーンのホワイトレモンソース
前菜
メインはソーセージの赤ワイン煮そしておつまみにバゲットのカレーディップ
メイン
 赤ワインと白ワインを1本づつ瓶のまま荷揚げしました…(笑)。うーん豪華!!!
公募登山で人数が少ない時はこんなに食事が豪華になります(笑)。
次の日の朝食はちらし寿司。蟹のほぐし身とイクラ入りです。これも冬だからできる技!
朝食
 そしていよいよメインイベントの天狗岳越えです。今回の寒波は強烈だったためかなり寒かったです。
東天狗と西天狗
 そんな中でもKさんはよく頑張りました。本当の予定では硫黄岳まで行くはずでしたが余りの強風にやめようということになり下山開始。
本沢野天風呂
本沢温泉の野天風呂です。ここで泊まりの予定でしたが下山を早めたため一気に車まで戻ることに…。
KさんとY
雪の森をゆくKさんとY
混交林
緑池手前のシラビソとダケカンバの混交林
天狗岳
天狗岳がうっすらと見えています。
こうして無事下山。上諏訪温泉に急きょ宿をとり、翌本日は入笠山に登ることに。
ところが晴天の予報が一変。今朝起きるとかなりの大雪になっていました。結局入笠登山もやめてあっさりとお開きにしてしまいましたとさ。
帰りの高速道路は山を案内するよりよっぽど緊張しました。
雪の高速道路
> yamatabito さん
いつもお世話になっています。これからも協力していいツアーを作り、皆さんに山の楽しさ素晴らしさを分けていきましょう!
> ぬまっち さん
書き込みありがとうございます。実家が雪国の北のほうのようですね。私は雪とは無縁の国から来ておりますので雪山行き始めて10数年たつ今でも、雪を見るだけでわくわくしてしまいます。また来てくださいね。
パタゴニア

北八ヶ岳へ

 暖かい朝です。雪は雪ですが…。
心配してた天気もそんなに悪くはなさそうです。
これから八ヶ岳に行ってきます。
> sugina さん
場所を選べば怖くはないよ。寒さは…うーん?春なら天気良ければ寒くないけどね。3月八ヶ岳で半そでTシャツで日光浴してたことあるし…。
パタゴニア

八ヶ岳でツクモグサ

6月19.20日で八ヶ岳にツクモグサを観に行ってきました。お客さんは関西のツアー会社「山旅人」で何度かご一緒したことがある方3名様です。とにかく花を見るのが目的ということでかなりゆっくりした行程で行きました。
初日は美濃戸からのんびり歩いて硫黄岳を越え硫黄岳山荘まで。午後から雨が降り始めたため結果としてこれが幸運な工程となりました。翌日は横岳奥の院手前までツクモグサを観に…。ゆっくりのんびり写真を撮ったりして往路を戻りました。三叉峰のあたりがツクモグサの群生地として最高ということは分かっているのですがお客様の足はそれほど強くないことも理解していますのでとりあえずツクモグサが観られるところということで…。
それでは恒例の出会った花たちです。残念ながらデジカメの充電するのを忘れていたためツクモグサの撮影途中で電池切れとなってしまいました。他にも美しい花はたくさんあったのに…。
シロバナノヘビイチゴ
シロバナノヘビイチゴ
キバナノコマノツメ
キバナノコマノツメ
コミヤマカタバミ
コミヤマカタバミ
ヒメイチゲ
ヒメイチゲ
キバナシャクナゲ
キバナシャクナゲ
イワウメ
イワウメ
コメバツガザクラ
コメバツガザクラ
ミネズオウ
ミネズオウ
ウラシマツツジ
ウラシマツツジ
ツクモグサ
ツクモグサ
ウルップソウの写真を(電池切れのため)撮れなかったのが心残りです…。