所属する「NPO法人信州まつもと山岳ガイド協会やまたみ」へ依頼のあったお客さまTさんを西穂高から奥穂高への縦走ルートにご案内してきました。
ご存じのとおり、岳人憧れの岩稜ルートでありその美しさと達成感、またそれに伴う危険度は比類なきものとして有名です。

コブの頭より来し方を振り返る。はるかかなたの尖った峰が西穂高岳。

９月２日上高地より一人で入山。山形から来られたTさんの待つ西穂山荘へ向かいます。
無事合流した後は早めに就寝。

翌３日４時にヘッドランプを点けて出発します。

未明の明神岳。少しぶれてますが。。。

奥穂と前穂をつなぐ吊尾根から太陽が昇ろうとしています。

前穂から明神岳の稜線。素晴らしい朝焼けでした。

独標でロープをつないでスタートです。槍から西側の山並み。いい一日になりそう♪

一部で有名な逆層スラブを登ってもらいます。

無事に天狗のコルへ。ここで半分。わずか４時間！Tさんかなりの健脚です♪

天狗のコルからコブの頭まで苦しい登り。でも登りきると。

ジャンダルムの雄姿が！右奥には奥穂高岳。

無事にジャンダルムの天使にあいさつできました♪

ロバの耳の下りは相変わらず浮石いっぱいで悪い。。。

この縦走最後のハイライト、馬の背の通過です。両側切れ落ちてるので慎重に！

無事に奥穂高岳へ。この時点で１１時２０分！はやっ！

（写真のお二人は私のお客さまではありません）

当初、穂高岳山荘に宿泊予定でしたがあまりにも早く着けたので涸沢まで下りることに。
ザイテングラートの途中から少し視界が明るくなりました。

で、涸沢小屋到着が１２:００過ぎ。なんて早いんだ！！！
ということで早くも乾杯♪

翌４日も晴れてはいないもののレインウェアを使うこともなく下山。

これだけ強いお客さんだとガイディングも楽でしたね。Tさんお疲れ様でした。来年は北鎌尾根を目指しましょう！