黒部五郎岳から笠ヶ岳縦走

 山旅人のツアーガイドで表題のコースに行ってきました。
 9月1日富山駅でお客さんと合流。なんとお客さん4名です!これだから山旅人のガイドはやめられません(笑)。
 そして有峰湖畔にある有峰ハウスに1泊。明日からの好天を祈りつつ…就寝。
 翌朝折立より長い長い縦走の始まりです。
曇りですが暑いです…。
ミヤマママコナ
ミヤマママコナ
アカモノ
アカモノの実
オヤマリンドウ
オヤマリンドウ
イワショウブ
イワショウブ
 花は期待してなかったんですがそれでもそこそこありました。
前述したように曇り空ですがそれでも時折雲が切れて周りの景色を楽しませてくれます。
太郎平へ
太郎平へ2
 そうこうするうちに太郎平小屋へ。短いですが今日はここで終わり。明日に備えてゆっくり休養します。
太郎平小屋
 翌3日も天候はいまいち…。でも雨は降ってません。小屋の前からは展望もそこそこありました。
薬師岳
薬師岳
鷲羽と水晶
鷲羽岳と水晶岳
北ノ俣岳方面
北ノ俣岳方面
太郎山に軽く登って振り返ると小屋がきれいに見えてます。
太郎平小屋2
チングルマの綿毛に朝露が美しい!
チングルマ
北ノ俣岳の肩に上がると一瞬大展望が開けました。

しかし、その後はあまり展望が開けず、黒部五郎岳まで苦しい登山が続きました。そして山頂に上がると、またまた小展望が…。
黒部五郎岳
黒部五郎カールがちらりと見えました。
ここから稜線を行かずにカール内に下りて行きます。
振り返ると…。
カールより
カール内
コウメバチソウが咲いています。
コウメバチソウ
カールの末端、モレーン辺りには雷岩とその奥に鷲羽岳。
雷岩と鷲羽岳
鷲羽岳・祖父岳・水晶岳
鷲羽・祖父・水晶
このあたりで雷が鳴り始めました。恐いので先を急ぎます。差し迫った危険等は感じませんでしたが…。
黒部五郎小舎
大急ぎで小屋に駆け込むと雨が降ってきました。ああ、間に合った…。
 翌朝はまあまあの天気。さっそく三俣蓮華への急登をこなし振り返ると…。昨日登った黒部五郎岳です。
黒部五郎岳
 眼前には最終目的地の笠ヶ岳が遠く見えています。
笠ヶ岳
 チングルマが三俣蓮華岳の目の前できれいに揺れていました。
チングルマと三俣蓮華
 このようになんとなく美しい稜線を登っていきます。
稜線
 イワツメクサもところどころ残っています。
イワツメクサ
 イワギキョウはきれいでした。
イワギキョウ
 三俣蓮華岳を過ぎて丸山への稜線上でまた展望が開けてきました。
硫黄尾根
硫黄尾根の向こうに北鎌尾根が…。この次の仕事はあそこです。
丸山
丸山はこんな感じ。
丸山を過ぎて双六岳に到着。双六小屋に向かいます。
双六岳
ここからの下降は雪が遅くまで残っていたのか、まだまだきれいなお花畑でした。
ミヤマダイコンソウ
ミヤマダイコンソウ
ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ
アオノツガザクラ
アオノツガザクラ
チングルマ
チングルマ
鷲羽と水晶
鷲羽岳と水晶岳
トウヤクリンドウ
トウヤクリンドウの向こうに鷲羽岳
 こうしてこの日は昼前に小屋入り。明日に備えてまたまたゆっくり休養です。
 翌朝、小屋前から朝日を見ます。燕岳方面から。
朝日in双六小屋
 そして双六池を見ながら出発です。
双六池
 一晩お世話になった双六小屋に別れを告げて稜線へ登っていきます。
双六小屋
ハクサンフウロ
ハクサンフウロ
シロバナヘビイチゴ
シロバナヘビイチゴ
この日は予報通り快晴になりました!!!
槍穂
槍穂高連峰
焼乗鞍
焼岳と乗鞍岳
双六
双六岳
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稜線の下に見えるは鏡平小屋
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鷲羽岳
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ミヤマリンドウ
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笠ヶ岳への道
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黒部五郎岳と薬師岳
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抜戸岳
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薬師岳
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秩父岩
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笠ヶ岳
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笠ヶ岳への稜線
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抜戸岩。ここを過ぎれば笠はもうすぐ!
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ガスが時々やってきますが、また晴れます。ガスの中には西穂劇場。
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さあ、本当にあと少し!
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眼下には播隆平と緑の笠
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こうしてたどり着いた笠ヶ岳山頂は残念ながらガスでした…。小屋に入ってのんびりします。
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夕食後、夕日がとてもきれいでした。私はこれを見ながら一人ウイスキーをちびりちびり(笑)。
日が沈んだ後、表に回ると今度は満月?が。

 こうして笠ヶ岳の夜は楽しく更けてゆきました。
 翌朝、最終日も快晴!下りるのが残念な感じ…。
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日の出は槍穂の稜線からいい感じです。
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黒部五郎と薬師
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播隆平と緑の笠
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振り返れば笠ヶ岳
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稜線にお別れして杓子平
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そして最後の笠ヶ岳
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ミヤマトリカブト
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タテヤマウツボグサ
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シモツケソウ
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槍もきれいでした。
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 というわけで後半駆け足になりましたが、この度も無事に終了しました。
1本キャンセルがありましたので次は12日からの槍ヶ岳北鎌尾根になります。お楽しみに。
パタゴニア

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