帰ってきました。稲子湯から中山峠を経て黒百合平。天狗岳を越えて夏沢峠。そこから本沢温泉を経てみどり池経由稲子湯へ。
初日、車で移動中は天気よかったんですが、歩き始めるとガスってきて雪もちらつき始めました。

とりあえずみどり池畔のしらびそ小屋でトイレ休憩。昨年は暖かかったんで池の水がのぞいていましたがさすがに今年はそれはなかったです。

　そこから約1時間半ほどで中山峠を経て黒百合平へ。初日は出発がゆっくりなためここで1泊です。
黒百合ヒュッテ

年末年始大賑わいだったのがうそのように、我々2人だけの貸し切りでした。
次の日、天候もいまいちだったんですがマンツーマンだしピッケルアイゼンもしっかりしてるし、問題ないと思ったんで予定通り縦走路へ。
吹雪の中を天狗岳に向かうKさんです。

苦しい中よく頑張りました。
東天狗から西天狗に向かう途中少しづつ太陽が顔をのぞかせ始めました。そして西天狗頂上で待望の展望が広がったのです。

赤岳方面の展望です。快晴とは言えませんがよく見えました。他にも奥秩父や南アルプス、中央アルプスなんかも見えました。
東天狗に戻りそこからのほんの少しがやせ尾根なので、念のためにロープを出します。根石岳までは展望もよく、頂上で写真撮影休憩をしたのち根石山荘へ向かいました。
根石山荘までのほんの少しの下りの途中でまたまた天候は悪化。展望が効いたのは30分だけでした…。根石山荘を風よけに使わせてもらって少し休憩。そこから箕冠山に登ります。

箕冠山への樹林帯は一見きついラッセルのようでしたが、実際はトレースがなんとなくついておりまった苦労せずに行くことができました。そのまま南に進路をとり夏沢峠へ。

ここでしばらく大休止してお茶とエネルギー補給。天候もあまりよくはないし、風も強そうだし（もっとも硫黄岳の風が強くなかった日を私は知らない…。）、Kさんは本格的な雪山は初めてということもあって十分満足したようなので本沢に下って温泉とビールということにしました。

本沢温泉のすぐ手前にある野天風呂です。
昨年はここで私1時間半も温泉につかって肌が硫黄で黄色く染まったことがありました（笑）。
今回は雪が結構舞っている中、野天風呂まで行くのがめんどくさかったので内湯で済ますことにしました。

冬季内湯の「石楠花の湯」です。
このあとしっかりビールで乾杯。いい焼酎がなかったんでめずらしく日本酒なんかを飲みながら楽しく夜は更けていきました。
翌朝（今朝）は快晴。帰ってしまうのが少し残念です。
行きに通ったみどり池から見る天狗岳。

しらびそ小屋でコーヒー、紅茶をごちそうになってから稲子湯へ下り終了。
帰りの車窓から八ヶ岳が美しく見えているのがちょっぴり悲しくもありました。



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