一合目からの富士山

富士山に吉田口一合目から登って来ました。お客さんは今までに数回ご案内している鹿児島からの3人娘(70over!)ですww
登山口の馬返
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まずは登山口すぐに鳥居。この鳥居は東日本大震災の影響で倒壊のおそれがあるため今はくぐることができません。
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それにしてもなぜここの狛犬はサル!なんだろう?。。。
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かつてはここで禊をしてから富士登拝をしたそうです。今では車で五合目まで。。時代は変わるものです。
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20分ほどで一合目。かつてはここも栄えていたのでしょう。
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道は木々に覆われ涼しく快適な道です。五合目からしか登ったことがない人はここが富士山の登山道だとは信じられないでしょう。
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20分ほど登ると二合目です。
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三合目。三軒茶屋。見るも無残に崩れていますが昔日の繁栄がしのばれます。
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四合目、大黒天。
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このように所々歴史解説や古地図を使った素晴らしい看板が設置されています。
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四合五勺、御座石の井上小屋です。
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五合目、中宮。四件の山小屋があったようですがトタン屋根だけ残してすべて倒れていました。
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このあたりから林相が明るくなってきます。
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途中、トリカブトが見事でした。
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そうこうするうちに林道に飛び出します。この林道は富士スバルラインにつながっています。
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林道を横切って登って行くと五合目。佐藤小屋。
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少し休憩してさらに登ると六角堂。となりには日蓮聖人の銅像が。かつて日蓮聖人も富士山に登ったことがあります。
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さて、木山と焼山の境は天地の境。六合目付近に到達するといよいよ皆様ご存知の面白いとは言いがたい修行の登山が始まります。
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大量のツアー客と馬に乗った観光客の世界ww
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ガスの切れ間に七合目の小屋の数々が見えます。が、目指す東洋館は七合目の中でも一番上!八合目のすぐ下です。
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何とか踏ん張って東洋館に到着しました。キレイで気持ちのいい小屋です。空いてるし。って、9月だから当たり前ww 開いてる小屋は数多くありませんのでもし9月に富士山を目指す方は要予約、要確認です!
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明日のあさイチはこの岩場から始まります。七合目、八合目あたりは岩場が特に多いです。
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夕方、陽が沈むと十六夜のお月様がキレイでした。(三脚なかったんで写真が不鮮明ですが)
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ゆっくり寝ました。9時間もノンストップで寝ましたww 翌朝の朝焼けのキレイなこと!
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そして登り始めて30分ほどで、朝日が登って来ました。
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私ももちろん日本人なんでご来光を見ると神聖な気持ちになります。でも、なぜそれを頂上で見なきゃならんのだろう?見えるんなら途中で見てもいいと思うんだけど?
朝日を浴びて赤く輝く吉田大沢です。やはり見ると滑りに来たくなりますね!来年春はBC吉田大沢企画しようかな?
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雲の上に八ヶ岳が浮かんでおります。
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本八合目から上を見上げて。近いと見えるか遠いと見えるかはアナタ次第!w
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甲斐駒ケ岳も頭を出しております。
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九合目。迎久須志神社。
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登り続けること4時間弱。ようやく富士山頂上、久須志神社に到着!
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さあ、最高峰剣ヶ峰目指してお鉢巡りに出発!

雲の上に南アルプス南部の山々が!
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あとちょっとで剣ヶ峰!
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一合目からの標高差2,300m強!三人娘wwよく登りきりました。
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お鉢を一周したあとは長い長い下りのブル道が待ってます。。。前を行くブルドーザーに引っ張られてずんずん下りていきます。
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ガスの中の荒涼とした大地は指輪物語を思い起こさせます。
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こうして無事全員下山できました。本当はお客様にはスバルライン五合目にて待機していただき、一人で車回収して迎えに行くつもりだったのですが、「あの素晴らしい歴史の道をもう一度歩きたい!」というお客様のたっての希望でみんな一緒に一合目馬返まで下山しました。おかげさまでガソリン代と通行料が浮きましたww ありがとうございました。
このように吉田口一合目から六合目間の道は素晴らしいものです。ぜひ一度歩かれることをお勧めします。
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パタゴニア

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