阿蘇五岳全部登ります!

 山旅人のツアーで阿蘇五岳に登ってきました。
このツアーは数年前に私が企画したものです。通常のツアー登山では阿蘇といえば高岳中岳だけなのですが、やっぱり阿蘇の中心は阿蘇五岳全山でしょう?だから登ります。
フェリーで大分に降り立ってから阿蘇に向かいます。予定登山口の仙酔峡に着くと…。
な・な・なんと…強風のためロープウェイ運休中!
反対側(西側)から登ろうとバスを走らせると…。ガス濃度が濃く、風向きが悪いため入山禁止!
仕方なくとりあえず烏帽子岳に向かいます。観光でも有名な草千里の奥に鎮座する山です。
烏帽子岳
大変そうにも思えるのですが実際には1時間程度で着きます。風がやはりきつかった!
烏帽子岳登山中に振り向くとこの後に訪れる杵島岳がよく見えます。
杵島岳
杵島岳はさらに短く、30分ほどで山頂へ。ここには旧火口がありまわっていくことができます。
美しいミヤマキリシマを眺めながらお鉢めぐり。
杵島岳火口のミヤマキリシマ
眼下には典型的なスコリア丘である米塚が見えます。
米塚
のぼることができなかった主峰、高岳と中岳も見えます。
高岳中岳
こうして一日が過ぎ阿蘇白水温泉で疲れをいやしました。翌日朝は根子岳へ。ここは雨の後は火山灰土がずるずるに滑って登れないのですが…。何とか登ることができました。美しいミヤマキリシマを眺めながら…。残念ながら霧が濃かったため写真は撮ってません。
さらに、参加者全員の足がそろっていて早く下りてくることができたため再び仙酔峡へ。この日はなんとかロープウェイも動いていました。
 しかし、やはり稜線上はかなりの強風!飛ばされないように気をつけながら中岳を経て高岳へ。
高岳山頂にて
時間を気にしながらの登山でしたが皆様の協力もあって無事に五岳全山登頂することができました。
今日から私はしばらくの間インフルエンザ休暇です(涙)。私がかかってるわけじゃありませんよ…。
みんなが外に出たがらずにキャンセル続出で仕方なく休みになってしまったのです(涙)。
町にいるより山に行ったほうがはるかにかかる確率低いと思うんだけど…。
大騒ぎするマスコミと厚生労働省を激しく恨みます…。
>sugina さん
阿蘇の写真アップしたよ。フェリーは飲んだくれてもそのまま寝られるから楽なんだよね。でもこの快適な旅も政府自民党の露骨かつ短絡的な人気取り政策(高速道路のこと)のせいでいつまでフェリー会社が倒産せずに頑張れるかわかりません(涙)
パタゴニア

ショートロープ研修会in丹沢

 表題の研修会に参加してきました。参加者は主に関東周辺より八名。
 初日午前中に軽くロープワークのトレーニング等したあと、午後はいよいよ実践形式での研修です。滑りやすい岩場やはしごなんかでショートロープによる確保をしたり外したりしながらウシロ沢を登山道沿いにつめていきました。
ショートロープによる橋通過
ショートロープ確保による橋の通過(ガイド役S氏、クライアント役A氏)
 宿に戻って少しリスクアセスメントに関する講義を受けた後、夕食。食後は若手五名で意見交換会という名の酒盛り(笑)で盛り上がりました。
 翌午前は引き上げ方の確認講習。
引き上げ法3分の1
3分の1システムによる引き上げ(要救助者役T氏、救助者役M氏)
午後は再び実践形式で同じウシロ沢を今度は沢沿いにつめていきました。ぷち沢登りでの研修はより実践的でためになりました。
スタカットビレイ
ショートロープからスタカットに変更しての確保(ガイド役A氏、クライアント役T氏)
 今回の研修は任意研修です。義務ではないにも関わらず、それに交通費等含めると結構な金額がかかるにも関わらず積極的に受けてきました。この姿勢がお客様の安全に必ず直結していくと私、高野は考えています。これからもできうる限りの努力をし研鑽を積んでよりよいガイドへと成長できるよう頑張って参ります。
パタゴニア

阿蘇山往復!

 読売旅行鹿児島営業所のツアーガイドで日帰り阿蘇登山にいってきました。
 早朝大分の実家を出て仙酔峡登山口へ。まだロープウェーが動いている時間ではないので馬鹿尾根を登って最高峰高岳山頂へ。
馬鹿尾根より仙酔峡
馬鹿尾根より仙酔峡
天狗の舞台
高岳山頂より天狗の舞台方面のミヤマキリシマ群落
そこから中岳を経て砂千里登山口へ。ここまではウォーミングアップです(^_^;)。
砂千里
砂千里
 ここで鹿児島からのお客さんと合流していよいよツアーが始まります。お客さんはもちろん初めてですが私は先程降りてきた道を登り返し中岳を経て高岳へ。
阿蘇高岳
阿蘇高岳
大休止の後、ロープウェーの火口東駅へ向かいそこからロープウェーを経てようやく久しぶりの仙酔峡へと降り立ちました。
 現在は大分空港。明日明後日と丹沢でガイド協会の研修を受けるため飛行機を待ってるところです。
パタゴニア

朱鷺の島の花々たち

 佐渡島に花ハイキングに行ってきました。読売旅行九州のツアーガイドです。
まずは登山初日はアオネバ登山口へ。
青粘登山口
ここからゆっくりゆっくりのんびりのんびり時間をかけて縦走路上の青粘十字路まで登っていきます。途中何度か休憩を挟み、オオイワカガミやニリンソウ、ちらほら見えるシラネアオイなどに慰められながらがんばります。
青粘十字路
そして青粘十字路をあとにしてマトネへ向かうとたくさんの花々が迎えてくれました。
シラネアオイ
シラネアオイ
このほかにもたくさんあったのですが2日目の方がよかったのでそれはあとで…。
マトネに到着すると…
マトネ
金北山に向かう縦走路がきれいに見えました。
金北山への縦走路
ここから石花分岐までは縦走路を。そこでにぎわう縦走路を外れ少しマニアックな石花への道をとります。カレー清水で休憩した後はそこらじゅうに開かんとするレンゲツツジたち!
レンゲツツジ
最後の下りは少しきつかったですが無事に石花登山口にたどりつきました。
翌朝も快晴!のなか白瀬登山口より金剛山を目指します。
ルート自体は原生林の明るい道で気持ちいいのですが、強烈に暑い!汗がだらだらと噴き出してきます。2時間ほどひたすら暑さに耐えて頑張ったでしょうか。組上に着くと目の前に目指す金剛山が。
金剛山
ここから一時間。ようやく金剛山頂上にたどり着くと…。目指すドンデン山への縦走路が見えました。ドンデン山の向こうには金北山も見えています。
大佐渡縦走路
ここで大休止後に雪畑山への鞍部へ下りていくと…。ようやくカタクリが登場。
カタクリ
キクザキイチゲも
キクザキイチゲ
アズマイチゲも
アズマイチゲ
エゾエンゴサクも
エゾエンゴサク
ザゼンソウも
ザゼンソウ
いろんな花がたくさんありました。
それではしばしカタクリたちの競演をお楽しみください。
カタクリ群落
カタクリ2
カタクリ3
カタクリ4
カタクリ5
こうしてたっぷりの花を楽しみました。ドンデン山より振り返ると後にした金剛山がはるかです。
金剛山2
最後にエチゴキジムシロがじゅうたんとなって疲れた我々を出迎えてくれました。
エチゴキジムシロ
パタゴニア

残雪の燕岳から常念岳

行ってきました。
初日15日は快晴の中合戦尾根をぐいぐい登っていきます。
合戦小屋で一休みして合戦沢の頭に向けてさらに登ります。
合戦小屋より
合戦沢の頭が近づくと…
合戦沢の頭
槍が見えてきました。
いやあ、大展望で気持ちがいいですね!
ここから少し楽にはなりますが、まだまだ雪の登りは続きます。
燕山荘へ
燕岳も間近に迫ってきます。
燕岳
さあ、燕山荘へ最後の一登り。いつものKさんとアシスタントのYです。
燕山荘へ2
こうしてたどりついた燕山荘ではさらなる大展望が待っていました。
燕山荘より
 さて翌朝はいよいよ大天井岳を経て常念までの縦走です。
しかし、天気予報が…。ということで燕岳は省略してとりあえず常念小屋に向かうことにしました。
 ところで話は変わるのですが、現在新潟行きのバスの中でこのブログを書いています。残りの写真をすべて自宅HDDの中に移してきてしまったため、これ以降写真がありません(涙)。また、いつの日か…。
 というわけで空模様は怪しいのですがまだまだ周りの展望もしっかり聞く中大天井岳へ。
途中、蛙岩では冬道になっている岩の中を潜り抜けます。切通岩を過ぎたところでアイゼン装着。しかし、大天井を直登する冬道にもほとんど雪はありません。アイゼン付けたり外したりを繰り返して大天井頂上へ。いよいよ天候は怪しく、槍も見えなくなりました。
 東天井岳を過ぎたあたりでいよいよ雨が降り始めました。大したことはないといえばないのですがそれでも雪山で雨というのはテンション上がりません…。
 まあ、歩いているうちに常念小屋にたどりつきました。客は我々だけだったので小屋番と一緒の夕食にさせてもらいました。楽しいひと時でした。
 最終日はけっこうきつい風と雨の中一の沢を下りていきます。Kさんは前回来た時よりも緊張されていたようでした。
 それでもなんとか無事に登山口まで下りつき、車回収に中房温泉に行ってから有明荘で汗を流して今回の山行は終了となりました。
 これで今シーズンの雪山は終了かな?
今日は昨日と一転して快晴の中新潟に向かっています。九州の読売旅行の仕事で佐渡の花縦走です。うちの近所のバス停からは昨日下りてきた常念と田んぼがきれいでした。
常念・春
パタゴニア

瑞牆山から金峰山縦走

 先日の予告通り、山旅人のツアーガイドで瑞牆山から金峰山縦走に行ってきました。
瑞牆山への登りでは里宮神社へ途中寄り道。山行の安全を祈願しました。
里宮神社
そして紆余曲折しながら山頂へ…。説明が愛想ないですか?(笑)
瑞牆山頂
帰りに天鳥川にある桃太郎岩まで戻ってきたところ。
桃太郎岩
林道沿いにはアズマシャクナゲが早くも咲き始めていました。
アズマシャクナゲ
そして、その林道からの瑞牆山の雄姿。
瑞牆山
翌朝は瑞牆山荘を出発して金峰山へ向かいます。
瑞牆山荘
昨日も登ってきた富士見平までまずは足慣らし。
富士見山荘
そこから約一時間で大日小屋です。
大日小屋
見上げると大日岩が…。
大日岩
そこから少しきつい登りを繰り返して砂払いの頭で展望が開けます。
砂払いの頭
目の前には目指す金峰山頂が…。
金峰山
そしていよいよ頂上へ。五丈岩が大きい!
五丈岩
頂上でしばらく休憩した後今宵の宿金峰山小屋に向かって下降です。
金峰山小屋
小屋からは非常にきれいな夕日が見られました。
夕日IN金峰山小屋
夕食後は楽しいひと時。小屋の番犬ゆずひこ君とも遊びました。
ゆずひこ
そして今朝の下山時、瑞牆と八ヶ岳がきれいに見えました。
瑞牆と八ヶ岳
予想に反して天気が最高の山行となりました。
明日からは燕岳から常念岳の縦走に行ってきます。
パタゴニア

おわび

 諸事情により山に行っておりません。ゴールデンウィークの仕事もすべてキャンセルさせていただいております。
 なお、私の体調や精神状態には何の不調もありませんのでご心配なく。
5月11日よりスタートする山旅人主催の瑞牆山から金峰山縦走より仕事を再開させていただきます。
そこから帰り次第、当ブログを再開させていただきます。
今後とも当ブログをよろしくお願いします。