今朝、スコットランドより関西空港に到着しました。
明日は休み。
明後日からイタリアに出発します。
From TomTakano’s BlackBerry
月別アーカイブ: 2009年6月
グラスゴーより
昨日はブログの更新ができませんでした。が、無事にスカイ島からフォートウイリアムに移動しました。
スカイ島を出て間もなくアイリーンドナン城。
ずっと走ってネヴィスレンジまで来ました。ここからスキー場のゴンドラで上に上がります。
フットパスを40分ほど歩くと山の右肩に少し英国最高峰ベンネヴィスが顔を出しているのが見えました。
フォートウイリアムでの夜をつつがなく過ごし、今夜はグラスゴー。スコットランド最後の夜です。
移動途中、英国の淡水湖として最大のローモンド湖に寄りました。
いよいよ、明日グラスゴー空港からアムステルダム経由で日本に帰ります。
今夜はドライバーのサイモンとたぶんパブクロールです(笑)。
スリガハンからブリトル谷へ
今日はスリガハンからブリトル谷へ歩いてきました。
登山口のスリガハンからクーリン山脈
しばらく車道を歩いた後、山道に入ります。アルトデールモールという流れにそって登っていきます。
途中は花がいっぱい
キンコウカの仲間
ツガザクラの仲間
バラの仲間
振り返るとスリガハンが眼下に見えます。
アルトデールモールという沢にそって登って行くのですが、途中いくつも小滝が連続して美しい渓谷です。
峠の手前でランチタイムにして再出発。
峠はこんな感じ
眼下にはブリトル谷が広がります。
下りてきてフェアリープール方面。
妖精のプールというだけあってここも素晴らしくきれいなところ。来年行きましょうかね。
そして無事下山口に下り立ちました。
この後、はずしてはならないタリスカー蒸留所に寄った後、サイモンお勧めのダンベアへ。
ここは鉄器時代(約2000年前)の要塞の遺跡です。
さあ、いよいよ明日はスカイ島を離れます。
短すぎるかも…。来年はもう2泊ぐらい増やしたいですね…。
Quiraing歩いてきました!
今日はスカイ島の日帰りハイキングルートの中でも三つ星だと思うQuiraingに行ってきました。
まずは観光よろしくキルトロックに写真ストップ。
トイレ休憩をはさんでいよいよ目的のQuiraingを歩き始めます。
ルート的には稜線から海側にせり出した垂直の壁の下をトラバースしていき、その壁が途切れた時点で今度は壁の上にあがって戻ってくるというループです。
振り返ればトロッターニッシュリッジがよく見えます。
この両側の岩の間を抜けて行きます。
左手に見えるこの岩の名前はそのままThe Needle!
この岩の左手を巻いて上部に出るルートもあるのですがスクランブリング(両手両足で岩を抑えながら行くような登山形式)になるのでツアーでは危険を避けてこのコースは取りません。
The Needleとルートをはさんで反対側(進行方向に向かって右手)にあるその名もThe Prison(牢獄)を通り過ぎてみたところ。
花もたくさん咲いていましたがイマイチうまく取れてなかったのでこれだけにしといたります(笑)。
キク科の花
クワガタの仲間
折り返して少し登ったところでランチタイムにしました。
最高地点の下にはThe Tableがあり、したからスクランブルしてきた人が昼寝中。
その後、下りきるとゴールの駐車場です。
本当にいいルートです。満喫しました。
時間が余ったのでコーラルビーチへ。
サンゴの海岸と草、牛のコントラストがきれいでした。
明日はクーリン山脈へ向かいます。
いよいよスカイ入島です!
インヴァネスからキンロヒューへ
昨日はまずネス湖の南西岸の町フォートオーガスタスへ。
そこからスコットランドでもっとも人気のあるロングルートの中の一つ、グレートグレンウェイ(全長115km!)の一部を3時間ほど歩いてインヴァーモリストンへ向かいます。
入り口からすぐのところからはこんな感じで気持ちがいいところです。
ほどなくして湖岸道路に平行する高台につけられた林道を歩くようになります。
途中何ヵ所か展望が開けてネス湖の眺めが気持ちいい!
たどり着いたインヴァーモリストンにかかる橋上からの眺めもまた壮観です。
午後はのんびりと古城アーカート城を散策見学しました。
そして今日ウェスターロスエリアに移動。今回ようやくまともな(笑)?山登りです。
登山口から歩き始めてすぐ気持ちのいい道が続きます。
スコティッシュミストが降る中皆さん頑張って登ります。
眼下には登山口のマリー湖が…。
それなりに厳しい場所も通ります。(実際は大したことないんですが…。)
急登がひと段落したところでサンドイッチを作ってランチタイムにしました。
このトレイルはイギリスの山岳トレイルで唯一道標がしっかりとつけられているところです。(その他の山岳トレイルはルートファインディングが必要です。)
意義とたくさん目立つ花はウズラバハクサンチドリに似ています。ラン科の花です。
頂上展望所にたどり着くとダイナミックな景観が我々を迎えてくれました。
途中にある「月の池」はまさに付きのような景観です。実際には月には水も植物もないんでしょうけど…。
下って行く途中、虹とムシトリスミレがさよならと言ってくれました。
インヴァンネスへ移動
昨日、エジンバラよりインヴァネスに移動してきました。まずはエジンバラからピトロホリーに向かう途中でドライバーのサイモンお勧めのショートウォーキングです。
Hermitageというところ。「修道院」とか「隠者の隠れ家」とかって意味です。
木陰の中の非常に気持ちのいい道です。フラットで誰でも歩けるような感じ。日本にこのようなルートがあるとすれば、上高地〜横尾間なのですがみんなあそこはアプローチとしてせかせかと歩いているため子のようなゆったり感は感じられません。
そうこうしているうちにイギリスで一番高い木の所に出てきました。樹種はダグラスファー。北米原産です。なんと植えられてからまだ34年しかたってないとのこと。私より若いのに64mもあります。
そこから1分登ったホールの中からBlack Linn滝を見ることができました。結構な水量でなかなかの迫力です。
あと2か月もするとサケがこの滝を遡って行くそうです。信じられません!竜にでもなる気でしょうか?
シャクナゲもきれいに咲いていました。
おそらくこのコースに来た日本人ツアーは初めてじゃないかと思います。最高の足慣らしルートでした。
昼食はピトロホリーの町です。かの夏目漱石もロンドン留学中ここで休暇を過ごしたという街です。
そして白亜の城ブレア・アソールです。
この後車は一路インヴァネスへ。いよいよ、今日から予定されていたハイキングが始まります。
とりあえずこれからネス湖へ行ってきます。
エジンバラより
昨晩エジンバラにたどり着きました。ついてから早速バーで久しぶりのエールを一杯やったんですが、あまりにも眠たくてさっさと部屋に帰って寝てしまいました。
今朝の目覚めは快適!天気も最高!ということでフルスコティッシュの朝食を食べてからエジンバラ観光に出発!
まずは朝のホリルード宮殿へ。前庭にあるメアリーの風呂場です。
入口をはいるとこんな感じ
残念ながら宮殿の中は撮影禁止なんで写真がありませんがなかなか豪華なのに驚きながらも歴史の勉強がしっかりできました。
外に出て園遊会が行われる広場に向かう途中、アーサーズシートがよく見えました。
そして再びバスに乗り今度はエジンバラ城へ。
ここは街の中心部の丘の上でしたので眺めもよくなかなか興味深い城でもありました。
午後は食事の後、今回のドライバー、サイモンがかつて勤めていたという登山用品店を冷やかした後、アーサーズシートへの軽い足慣らしハイキングをしました。
頂上からの眺めはすこぶる良いのですが…、
風が強烈に強くてまともに立つのも大変でした。
関西空港より
大雪山旭岳からトムラウシ縦走の予定でしたが…
久しぶりの更新ですいません。
当事務所による公募登山(大雪山旭岳からトムラウシ縦走)に行ってきました。今回のお客様は感謝感謝の8名。サブガイドを南極帰りの赤田氏にお願いしての総勢10名での登山になりました。
お客さんとの待ち合わせは12日に旭川だったんですが、都合によりガイド2名は先行して11日に旭川入り。早速旭川の町に繰り出して晴れを祈願するお神酒をいただきました(笑)。
翌日、お客さんと合流。全員で旅の無事を祈って乾杯。早めに就寝。
いよいよ13日に縦走スタートの予定だったんですが、、、旭岳ロープウェイが強風のため運休(涙)。急遽、旭岳温泉白樺荘ユースホステルに宿を取り当日は周辺散策をして過ごしました。花も山もきれいでした。
ミズバショウ
エゾノリュウキンカ
駒止の滝
アカヤシオ
ショウジョウバカマ
夜はログハウスを一棟借りきって山でやるはずだったジンギスカンパーティです。翌日からの晴天を願います。
さて、翌日は予定を変更して日数が一日足りないため天人峡からのスタートです。大したことはありませんが小雨の中でのスタートでしたが、花々が我々を慰めてくれました。
ミヤマハンショウヅル
ツバメオモト
一時間半ほど歩いたところで昨日登るはずだった旭岳と日本百名瀑羽衣の滝の絶景が見られました。
羽衣の滝の動画
旭岳
この展望台から歩くこと2時間強、第一公園にたどりつくと森林限界を抜けて展望が広がります。湿地帯なんですが、予想していた通り木道は雪の下におおよそ埋もれ、ところどころで顔を出しているだけでした。今年の北海道の残雪は例年に比べかなり多いようです。
第二公園の手前でとうとう道をロスト。ガイド二人で必死に探し、Kさんが持っていたGPSの力も借りて40分後にようやく登山道を探し出すことができました。
このあたりから風が強く吹き始め、寒さもピークに。途中雪も舞始めました!
しかし、寒さの中でも花はけなげに咲いています。
コメバツガザクラ
化雲岳に到着ものんびりする余裕はなく、早々にヒサゴ沼に向かって下降。ここは多雪に助けられてさっさと下ることができました。
避難小屋に入ってとりあえずお茶を一服。なんとかみんな生き返りました。
翌朝起きてみると青空が顔を出しているではありませんか!朝食、片付け、掃除を済ませて小屋をあとにヒサゴ乗越目指して登っていきます。
小屋の前より
登る途中振り返って
沼は半分雪の下です
雪もたっぷりなんで途中ショートカットなんかしながら天沼へ。
日本庭園は完全に雪の下。ロックガーデンではシマリスやナキウサギに慰められながら登り、北沼まで。半分は雪の下です。
ロックガーデン
北沼とトムラウシ
トムラウシ最後の登りでも雪のためルートをはずしながら、なんとか頂上までたどり着きました。頂上直下は昨晩の新雪が残っていました!
頂上はガスで展望効かなかったのですが、南沼キャンプ指定地のあたりからまた眺望がきき始めました。
くだりも花を楽しみながらの下降となりました。
キバナシャクナゲ
ミネズオウ
ウラシマツツジ
コマドリ沢からの下降途中でまたまた雨が降り始めましたがみなさん疲れながらもなんとか無事に短縮登山口まで下降できました。
大変なこともいろいろありましたが充実した山行になったと思います。次回はトムラウシから十勝岳への縦走リクエストがありましたが、こっちはさらに大変ですね…。どうしようかな?
あすから山旅人のツアーでスコットランドに行ってきます。