阿蘇南外輪山へ。

 28日の夜、神戸の六甲アイランドフェリーターミナルでお客さんと合流して一路大分へ。翌朝大分港入港ののち貸切バスにて阿蘇南外輪山の西のスタート地点俵山展望台へとやってきました。いつもの山旅人のツアーガイド。お客さんは山旅人にしては大勢の12名です。
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雨が降ればかなり滑りやすい道も今日はそれほどでもありません。途中2回の短い急登を経て1100mの俵山山頂へ。曇りでしたが雨は降りそうになく気温も高くなく快適にハイキングできます。
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ここからかなりの急下降を護王峠まで。それにしても目指す冠ヶ岳はかなり遠いです。はたして時間間に合うのか?
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マツムシソウがしつこく?いや、けなげに咲き残っていました。
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振り返ると俵山が立派に見えます。
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落ち葉の敷き詰められた道を行きます。トレールランナーならきっと走りだしたくなるでしょう。僕も走りたいのですが膝をやると仕事に差し支えるのでできません…(涙)。
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ようやく冠ヶ岳が近づいてきました。奥の真ん中に見えるのがそう。
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こうして山頂に無事到着。ここからが勝負です。非常に気持ちのいい簡単なトレイルなんですがゆっくりのんびりしている時間はありません。フェリーの出航時間は19時30分!
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添乗員J君に先行してもらい地蔵峠で待っているバスをもう一つ手前の車道まで連れてきてもらいます。その間全員急いで下ります。まあ、下りといってもほとんど下りではなく平坦な道なのですが…。
そして、バス乗車16時。ここから大分港まで3時間かかり19時着。なんとか間に合いました。めでたしめでたし。天気も悪くなかったし。
27日夜大分から神戸。28日夜神戸から大分。29日夜大分から神戸。
どんだけフェリー乗れば気が済むんでしょう(笑)。
今日は神戸でのんびり。(実際はデスクワーク仕事に追われていますが…。)明日成田空港から一路オーストラリアです。

立山は風強くて寒くて寒くて…。

 立山に行ってきました。スキーじゃなく普通に雪山登山です。
当日朝twitterにて立山高原バス運休の知らせを入手したので緊急に予定を変更して扇沢から向かうことにしました。
 その前に雪山初めてのAさんのためにカモシカスポーツ松本店にて装備購入。
 扇沢のターミナルに到着するとそこにはかつての仲間たちが!およそ10年ぶりの再会でした。私が神戸にいたころメインパートナーとしてしょっちゅう一緒に登っていたMさんや、相変わらず白馬の王子様を求め続けてもはや大台を越えてしまったSさんなど。懐かしい面々でした。
 室堂のターミナル到着後30分ほど荷物を抱えて雷鳥荘へ。この日はガスで展望ありません。到着後さっそく温泉へ。やはり連休ということもありかなりのお客さんで風呂は芋の子を洗うような状態。そんな中湯船につかるとお兄ちゃんがにやにやしながらこっちを見ています。よく見ると友人のスキーガイドSさんでした。サイトも見てあげてね!そして友人Iもいっしょに!久しぶりに旧交を温めました。
 ここで一つ話題。この時期の室堂周辺の山小屋は夏と客層がまったく違います。中高年よりも圧倒的に若者が多く、男女比も8:2ぐらいで男性が多いです。やはり宿泊者のほとんどがバックカントリースキーヤーということがあるのでしょう。女性用風呂はがらがらのようですが男性風呂はめちゃくちゃ混みます!
 翌日は最高の晴天!立山もきれいです!
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注:今回はデジカメ写真を自宅サーバ内に置き去りにしてしまったため、ケータイ写真しかありません。画像がいまいちですがあしからずご了承ください。
 8月に行った大日岳も素晴らしい!
Dainichi-dake
 多くのスキーヤー・スノーボーダーに交じって我々も雷鳥沢より別山乗越を目指して登っていきます。途中までは風も大したことなかったのですが稜線に近づくにつれてどんどん強くなっていきます。別山乗越まで登ると我慢できないほどの風になっていました。剣岳も見えているのですが写真を撮る余裕もありません。アイゼン・ロープを付けて下降開始。中間地点までおりてきてようやく一息つけました。
 小屋まで戻り、また温泉。そしてカンパイ!翌日も最高の天気の中下って行きました。
黒部湖の向こうに赤牛岳。
Kurobe-lake
扇沢の駐車場にもそこそこ積っていました。
Ohgisawa
下山後にはそばを食べて解散しました。
Sobadokoro shimizu
 今日は山旅人の事務所で来夏の打ち合わせをしています。この後フェリーに乗って阿蘇外輪山のガイドに行ってきます。
パタゴニア

お久しぶりです

 なかなか更新できずにすみません。
なんだか異常に忙しいです…。

 前回の更新のあとは山旅人のツアーガイドで屋久島の同じ山をもう一回転いく予定でしたが、ずっと雨でした…。一日は豪雨だったため本富岳はあきらめました(涙)。

 その後、関西に移動して、またまた山旅人のツアーガイドで入山許可が必要な山域になった西大台が原に行ってきました。初日は直接大台には向かわず、激流を渡渉して前鬼不動七重の滝へ。ここでの帰りに愛用のレインパンツを置いてきてしまいました(苦笑)。翌日雨の中西大台を歩いてきました。

 それから穂高に戻り立山に行ってきました。そこのレポートはあとで更新します。デジカメの写真を自宅サーバに置いてきてしまい、Fkickrへのアップロードもまだしてないため、ケータイの写真しかありません。悪しからず。

 それじゃまた。シュッ!

From TomTakano’s BlackBerry

公募登山終了!

 無事太忠岳も登ってきました。

 今日からの旅館にはネット接続環境がないのでブログの更新は13日以降になります。

 しばらくお待ちください。

 ちなみに明日からは山旅人のツアーです。またまた愛子、本富、太忠に登ってきます。ちょっと天気が心配ですが…。 
From TomTakano’s BlackBerry

屋久島 愛子岳・本富岳へ。

 本年度無雪期最後の公募登山で屋久島に来ています。昨日は愛子岳、今日は本富岳に行ってきました。
 それでは愛子岳から。登山口はこちら。
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ひたすら急登を登っていきます。途中何箇所か展望が少し開けるところあり。
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かなり登ったところでようやく愛子岳本峰が姿を見せてくれるのですが結構遠い…。
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最後のほうはこんな感じでひたすらよじ登り…。
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ようやくたどり着いた頂上。
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岳参りの山らしくほこらもしっかりありました。
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天気は良かったんですがガスで残念ながら奥岳はほとんど見えず…。
下りてからの全体像はこんな感じでした。
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 さてさて、今日の本富岳(もっちょむだけ)です。ちなみにもっちょむという言葉の意味はネットでググってください…。
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出だしからいきなりの急登、急登、また急登!
万代杉までおよそ2時間ひたすら登り続けました。
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こちらはその上にあるモッチョム太郎。
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三時間かけてようやく神山展望台へ。
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ここは実は本富岳よりも標高高いのです!
先に見えるは本富岳本峰。
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ここからいったんかなり下り…。花崗岩の大スラブを眺めながら。
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登り下りは昨日に比べても強烈よ。
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こうして何とか無事に頂上へたどりつきました。
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恒例のほこら。
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無事二山登れました。よかったよかった!
本日は太忠岳登ってきます。最後になります。
パタゴニア

延岡 比叡山1峰第1スラブノーマルルート

 11月5日お客さんと別れた後、別府までフェリーに乗ってやってきた友人のAガイドとともに延岡の岩場に登りに行ってきました。特別難しいルートじゃないです。ていうより入門向けです…。ルートグレードは4級下。
ちなみに比叡山1峰の全体像はこれ!
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1ピッチ目 45m Ⅳ スラブ リードは私
特にどうということもなく終了。ちなみに45mで中間支点は2本だったかな?
2P 30m Ⅲ+ スラブ リードはA
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中間支点は2本?途中ビビッて立木から1本とってるのでかなりロープが屈曲してます。
3P 45m Ⅳ+ カンテ リ−ド私
中間支点3本。宮崎の岩場にしてはあるほう。でも久しぶりだったんでこえー!思わず叫んでしまいました…。
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写真はフォローしてきて余裕をかますAです。
4P 35m Ⅳ+ スラブ リードA
中間支点2本。フォローしたけど恐かった。Aさんよくリードしました。ってガイドなら当たり前か…。素人じゃないし(笑)。
5P 30m Ⅳ バンド リード私
このあたりでようやく私は慣れてきました。支点がないのは九州クライマーにとっては当たり前のことなのよ!
6P 30m Ⅳ− スラブ リードA
中間支点2本。前フォローしててやたら恐く感じた…。後半15mほどランナウトでしたが私は別に…。
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7P 40m Ⅳ− スラブ リード私
支点1本+小ピナクルにスリングタイオフ1本。負けた気がする…。ランナウトしなきゃ!ビビりが入りました。
8P最終ピッチ 35m Ⅳ− スラブ リードA
支点2本?まあ、どうということもなく終了。
久しぶりに仲間と楽しい時間を過ごせました。
九州でのクライミング初めてのA氏はあまりのランナウトぶりに多少戸惑いをかくせなかったようですが…(笑)。
パタゴニア

阿蘇は強風、久住は雪。

 遅くなりました。先日、雨のため霧島登山を中止したことはお知らせしたとおりです。翌日11月2日に阿蘇に向かい、西登山口から中岳、高岳に向かいました。
スタートした砂千里
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強風で寒い中をなんとか上がっていきます。
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しかし稜線までたどり着いたところであまりの強風のため危険を感じたので下山を決定しました。
ざんねんですが仕方ありません。
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阿蘇白水温泉で一泊して翌日は久住に向かいました。
牧ノ戸峠は予想通り大混雑でしたがそれでも付近の道路わきに何とか駐車スペースを確保して出発。周りには雪です。
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天気も最高!樹氷もきれい!
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最高のハイキングとなりました。
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翌11月4日は最終ハイキングデイ。
由布岳を考えていたのですが、事情により倉木山に変更。
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この山です。
登山道より由布院盆地。
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リンドウもきれいに咲いていました。
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由布岳は目の前です!
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 この日も最高のショートハイクを楽しんでいただくことができました。
別府で1泊してお客さんとは別府駅でお別れしました。10日間も一緒でしたんで少しさみしくなりましたが、再開を約束して笑顔で旅立って行かれました。
パタゴニア

天を貫く大ピナクル!太忠岳へ

 一昨日、予告どおり太忠岳に登ってきましたので報告します。
登山口はヤクスギランド。ここから往復6時間ぐらいの行程です。
ヤクスギランドは江戸時代には皆伐に近い伐採が行われたところ。そこら中に古い切り株があります。その上で切り株更新ががんがんと始まっているのが興味深い。
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荒川橋から下の清流を眺めます。
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ヤクスギランドのショートトレイルから別れ太忠岳の登山道に入るところで蛇紋杉が倒れています。
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ここから紆余曲折しながら頂上へ。大ピナクル「天柱石」を眺めることが出来ました。
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天候は悪くなかったのですがガスがかかっており、展望を楽しむと言うわけにはいきませんでしたが爽快なハイキングを楽しめました。
 昨日、屋久島を離れて霧島神宮の前に泊まってます。今日は霧島縦走の予定でしたが天候があまりに悪そうなので中止してドライブしてました(笑)。
 明日阿蘇に向かいます。